クリープパーマ

クリープってなに?

1.還元剤に頼らない!

最近、パーマ市場において「クリープ」あるいは「クリープ期」という言葉に非常に高い関心が集まっています。
「クリープ(creep)」というのは、本来「ずれる・変形する・たわむ」と言う意味です。
パーマの施術時において、すすぎ(中間水洗)により大部分の還元剤やアルカリを除去した後に毛髪をタオルに包み、一定時間(およそ30分)放置することを「クリープ期」といい、実は、1950年代初めからパーマ時に利用されてきた旧知の方法なのです。
当時は弱い還元剤しかなかったため、還元力の弱さをクリープで補っていました。
現在は、還元剤のパワーは充分ですが、カラーとの共存やダメージ回避の為に、逆にそのパワーをあまり使いたくない、アルカリにあまりさらしたくないという傾向にあります。
「還元剤のパワーを落としても、ウエーブ効率を上げたい」という願いから、クリープという方法にたどりついたのです。
最近この理論が再び注目されるようになった根底には、ウエーブ保持が難しい細毛軟毛の人、また逃避のトラブルやダメージなどにより髪のハリやコシが極度に低下した人に、パーマでデザインしたくても、なかなかうまくできないという理・美容師の大きな悩みがあるのでは、と思います。

2.髪の毛を低温で蒸す!

クリープ期に起こる髪内部の変化は非常に複雑であり、その仕組みの全てが解明されているわけではありません。 施術自体は、そのテクニックを利用することである程度の結果を出すことは可能ですが、やはり「クリープ期」の本質を理解しない施術を繰り返しているだけでは、その応用の幅を広げることは難しいと思います。
使いこなすためにはクリープ現象について、ケミカルの視点できちんと理解する必要があります。
現在いろいろなクリープパーマが提唱されていますが、「湿熱式」と「乾熱式」に大別されます。
基本的には、髪の毛を低温で蒸すような状態に置くことです。
方法はキャップ+遠赤でも、圧縮蒸気あるいはスチーム機、ホットタオルでも問題ありません。
乾熱といっても、乾かすことを目的としているわけでなく、ホットタオルやキャップなどによって、湿度が保たれていることは、同じです。

3.想像力を全開に!

それでは、クリープ期に毛髪内でどのような変化が起こっているのか、どこに有効性があるのか、目で見ることが出来ない毛髪内でのマクロ&ミクロな現象を単純化して、なぜパーマは中間処理に「クリープ」の移動期=「クリープ期」を置くことが必要なのかを解説していきたいと思います。
目には見えない現象だからこそ、イメージの力を駆使して、想像力を全開にしていくことが大切です。

クリープの基本工程を確認しよう

クリープの基本工程

コールド / Cold Permanent

コールドの変化をまとめると・・・

○ドライとウエットの差が大きいので、適切なスタイリングが必要。
○ウエーブが着実にとれていくので、次のスタイルへのチェンジがスムーズに行える。
○スタイル対応の幅が広い。
○ブローで伸ばすスタイリングが可能。
○ワインディング次第で多様なウエーブが形成できる。
○大きめのカールは苦手。

クリープ / Creep Permanent

クリープの変化をまとめると・・・

○ドライとウエットの差が少ないので、スタイリングはしやすい。
○長く持つので同じスタイルをキープしたい場合には向いている。
○スタイル対応の幅は限定される。
○ブローで変化させるスタイルには向かない。
○セット感覚のスタイルに向く。
○大きめのカールが得意。

ウィービングによる縦のダメージ

素材の条件

細い毛で、どちらかというと硬毛寄り。ウィービングでハイライトを入れているため、縦方向にダメージが混在。ハイライト部分のダメージレベルは4~4.5、ベース部分は3~4くらいの違いがある。

デザインの狙い

毛先にクォーターカールをつけることでボブのシルエットを強調する。ダメージしているので高分子ケラチンとCMCを補充し、10分クリープで柔らかさを出してから、ドライ15分で定着させる。

硬毛へのテクニック

軟毛へのテクニック

Dr.SCALP医療用&オーダーメイドかつらお客様からのお喜びの手紙採用情報リンク集プライバシーポリシー