ヘナの危険性
今日は『ヘナ』のお話です。
ヘナとは主にインド地方で採れる植物を乾燥し、粉状にしたハー
ブカラーです。 ヘナは厚生省でヘアカラー剤として認めてい
ません。しかも、厚生省はヘナの危険性を警告しています。
元々ヘナは『かつら』の染料として輸入されています。文字通
り、人形の髪や、衣類を染める以外は使用できません。
名も知れないネットワークビジネスに利用されていて盲目的にヘ
ナが良い、安全だと思っている方は危険性を顕示して商売に利用
されている事に早く気付き止める事をおすすめします。少なくと
も美容室での
ヘナ施術は違法性が強く、かぶれ、やけどなどを起こす可能性が
高いです。
では、なぜヘナが危険なのかのお話です。
今現在ネットや自然商品などを扱うお店で販売されているヘナ
(ケミカルへナやブラックへナ)には医薬部外品指定されている
『パラフェニレンレンジアミン』という色素が配合されていま
す。このジアミン(略)は通常のヘアカラーのも必ず入っている
化学酸化染料剤です。 ヘアカラーは通常2剤(オキシドール)
と混ぜ合わせた時に5%以下になるように法律で定められていま
す。だいたいうちのカラー剤でも 0.5%~2.6%なのに対し、ヘ
ナ製品には2%~4.9%含まれています。皆さんが安全だと思って
いるヘナはこのジアミンがヘアカラー剤よりも濃い配合になって
いるのです。
もちろん、このジアミンにアレルギーを持っている方が使えばヘ
アカラーよりもひどい結果が出る事はいうまでもまりません。よ
くうちのサロンではヘアカラーをすると頭皮がかぶれるのでヘナ
を使って染めたらもっとひどいかぶれになったという話を聞きま
す。ヘナで染めた方が調子いいのはただ単純にラッキーなだけで
す。
そもそも純粋なヘナはオレンジ色にしか染まりません。なので、
日本人の白髪染めにはほとんど効果がありません。特に白髪が多
い方は髪がオレンジ色になります。デザイン的に僕はどうかと考
えてしまいます。それと本当のヘナは塗布後丸1日以上は放置しと
かないと染まりません。もし数時間で染まるヘナがあったとすれ
ば『ジアミン』は必ず入っています。
僕はオープン以来頭皮やこのジアミンによるアレルギーが心配な
お客様には『ヘアマニキュア』をすすめています。もちろん、ジ
アミンなんかは一切含まれていませんし、頭皮にも全くつきませ
ん。オレンジだけのヘナと違いマニキュアなら色味が豊富だし、
カラーチェンジができます。髪や頭皮はいたみません。
確かにマニキュアは色落ちがありますし、希望にトーン(明る
さ)にはなりませんが、それはヘナも同じはずです。
これらの事を知っていてヘナ商品を販売する事は明らかにズルイ
事で、完全に金儲け主義です。もし、本当にしらなくてディー
ラーや卸問屋さんを信じ販売している業者さんは本当に気の毒で
す。 でもお客様は何を信じればいいんでしょうか・・・?
くれぐれもシャンプーをはじめ自然志向商品には気をつけてくだ
さいね。。。
でわ、でわ